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A-port: 我ながらいい話にまとまりました

A-port掲載中の「保護犬は可哀そう」じゃない!プロジェクトhttps://a-port.asahi.com/projects/hogo_inu/ で出版予定の本の第1章を書き終えました。
この物語は、ブログに掲載している物語「またね」がベースになっています。
(以下、A-port活動報告から転記)

本当に稀ですが、私が関わった犬の中で譲渡後に亡くなった犬が2匹います。
1匹目が亡くなった数ヶ月後に2匹目が亡くなりました。悲しいニュースが重なった時、彼らの病気を放置して捨てた最初の飼い主への怒り、私が預かっている間にもっと何かできたのではないかという後悔、何もできなかったことへの無力感、里親さんのお気持ちを想像して胸が締め付けられ申し訳ない気持ち、彼らを失ったことの悲しみ、いろんな感情が交差し、泣きました。でも、生前の彼らの写真を見たら、無意識に微笑んでいる自分がいました。

餌を前に、必死に「待て」している時のなんとも言えない表情の写真。
他の犬はお座りしているのに、その犬だけおやつに向かって飛びついている写真。
名前を呼んで、駆け寄ってくる様子を撮った動画。

思い出の中で生きている彼らが微笑みをくれました。この時に書いたのが「またね!」です。
譲渡後も里親さんから時折ご連絡をいただき、幸せな生活を送っている様子や、ご家族と犬の関係や雰囲気を基に物語にした、フィクションです。

今回の本のために、このフィクションを少し編集して、更に実話に基づく出来事を書き加えました。私が里親さん宅にお届けした時に犬が見せた、何度思い出しても苦笑してしまう“意思表示”の話を加えました。書いている間も当時を思い出し、「本当、露骨だったよなー」と苦笑爆笑でした。

次は、第3章「保護犬の過去」を書きます。物語のモデルになっているビーグル犬は、里親さん宅にすっかり馴染み、大切にされ優雅な生活を送っています。この犬は、食べるのは大好きで沢山食べるのですが、ガリガリでした。私のところに半年以上いてもなかなか太らなくて、そういう体質なのかと思っていたら、譲渡から数ヶ月後に里親さんが送ってくださった写真に写る姿は別の犬のように”立派なビーグル体型”になっていました!!ガリガリさんが今ではぽっちゃりさんです。
やっと自分の居場所を見つけ、落ち着けたからでしょうか、幸せ太りとはまさにこのことを言うのね。という感じでした。

本当、犬って正直です。

 

保護犬は可哀そう。じゃないよ!プロジェクト(朝日新聞 A-portサイト内)
https://a-port.asahi.com/projects/hogo_inu/

 

 

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