保護犬支援

あっという間の別れ

2021/10/28

5月に保護した高齢の大型犬はジジ君と名前をつけました。
ウォブラー症候群疑いの症状が出たものの、薬で一時的に改善し、ホッとしていたら、今度は嘔吐し一切食べ物を受け付けなくなりました。
エコー検査の結果、膀胱に5〜6センチの大きさの影が。(他に、腎臓と肝臓にも腫瘍らしきものがありましたが、これは問題ない類だとのこと)
血液検査の結果から、入院を勧められましたが「預かっている間に様態が急変する可能性があることは覚悟して欲しい」と言われ、最後を迎えるなら病院ではなくて家で。と思い連れ帰りました。

点滴治療を行いましたが、それではとても敵う相手ではなく、嘔吐から13日後に息を引き取りました。

保護を依頼してきた方が餓死を心配して「すぐにでも保護しないと死んでしまうのではないか」とおっしゃっていたけど、保護しても死んでしまいました。餓死ではないけど、病死だけど、保護するのが遅すぎたことにはかわりないです。
元飼い主の家にジジ君をお迎えに行った時に、ジジ君から1メートル位の距離で地面に立ちながらカラスがジジ君を見つめていて、その場に居合わせたご近所の方は「最近カラスが来るのよねー。黒同士で仲良くしてるのかしら」と言っていましたが、カラスにはジジ君の寿命が見えていたんじゃないかな。

ジジ君には、「早く生まれ変わって、また会おうね。できれば大型犬に生まれ変わってきてよ。」と最後に伝えました。
次の人生は最初から幸せであってほしいです。


ジジ君は私一人では手に負えないと思い、市内の保護団体の代表さんに相談したところ、会の犬として受け入れていただけ、治療などを受けました。
代表に大変お世話になり、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

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